泥棒の行方

 持田部長刑事は、内心びくびくしながら、彼の上司である小田島警部補に、先日起こったビューマンション宝石盗難事件の捜査報告書を提出した。

「なんだこの書類は?」書類に目を通すと、小田島警部補は言った。

「先日、ビューマンションで起こった宝石盗難事件の捜査報告書です」

「そうじゃなく、いったいこの内容はなんだといっているんだ」と小田島は書類を指でたたきながらいった。イラついている証拠だった。「まだ、事件が解決していないじゃないか。どういうことなのか、説明しろ」

「犯人は目下逃走中でありまして、これまでの捜査について報告しております」

 持田は一番恐れていた言葉を口にしてしまった。

 小田島警部補という人物について知っていれば、この手の書類を彼に渡すとき、みながびくびくしながら書類を渡し、犯人目下逃走中という言葉を一番恐れていた。なぜならば、この所轄内だけでなく、警視庁全体に知られているほど有名な泥棒対策の鬼刑事なのである。

 その経歴は上がり下がりのある経歴で、持ち前の執念で世間をにぎわした強盗犯を逮捕したことにより、巡査部長へ昇格。その後、持ち前の執念さで警部補の地位に着くと、持ち前の執念を燃やしすぎたあまり失態を犯して、巡査部長へ降格。その後、持ち前の執念で警部補に戻り、警部まで昇進したものの、持ち前の執念を燃やしすぎたあまり失態を犯して、現在の警部補へ降格したのである。

 その泥棒に対する執念さ故に、警視庁では泥棒逮捕のエキスパートと呼ばれたりすれば、泥棒のせいで出世できない男とも呼ばれる。また、職業泥棒の間では、彼のことは有名であり、彼ににらまれたら逃げられるやつはいない、という人物なのである。

 だから、その彼に泥棒が逮捕されていないといえば、彼が怒りだすのも当然ことなのだ。

「捕まっていないだと?」と小田島は持田をにらみつけた。「ふざけるな! お前はいったい何年刑事をやっている? 泥棒の一人も捕まえられないのか、え?」

「申し訳ありません」こういうのが精一杯だった。

 小田島警部補の悪態はもう数分続いた。やがて、悪態もつき終わったと思われるころあいを見計らい、持田は言った。

「つきましては、この事件を小田島警部補に担当していただきたいのですが」

「よかろう」と小田島は言った。「お前たちのようなのろまになど任せてはおけん。その前に、事件の概要を話してもらおうか。こんな紙切れよりお前の口から聞いたほうがわかりやすい」

「今からちょうど一週間前に、都内にあるビューマンションという高級マンションの最上階である二十階で、宝石の盗難事件が発生しました。被害者は、住人の秋坂弥生子さん。盗難時、彼女は友達三人と秋坂さんの家の部屋にそれぞれ別の部屋に閉じこもり、小説を書いていたそうです。なんでも、お題をそれぞれで出して、小説を書くというのが、彼女らの趣味でそれで集まっていたのだといいます。

 住人の秋坂さんは、その小説を執筆中にリビングのほうから物音が聞こえ部屋を出てみると、リビングにものが散乱していて、引き出しをあさっている泥棒の姿を認めたといいます。泥棒はそれに気がつくとあわててベランダに逃亡し、侵入したときに用いられたロープを伝って屋上へ逃げ出し、そのまま逃亡したもようです。秋坂さんは、泥棒を追いましたが、なにせロープを伝うにも二十階ですからね。ロープを伝うわけにもいかず、屋上へと走り出しましたが、すでに泥棒の姿はなかったといいます。

 それから警察に通報され、私が現場に駆けつけました。マンションはオートロック式で監視カメラも設置されていましたが、怪しい人物の出入りは認められませんでした。非常階段のほうから誰にも見られず逃げることはできましたが、非常階段はここしばらく使われていないようで、どこにも下足痕はありませんでした」

「ほう」と小田島はうなずいた。「それは妙だな」

「そのため、私たちはマンションの住人が犯人である可能性が高いと考えまして、住人たちの部屋を捜査しました。もっとも、住人が許可を出してくれた部屋だけで、まだ調べていない部屋もありますが。住人のアリバイについてはまったく調べていません」

「それが賢明な判断だ。どうせ、調べたってないやつが大半に決まっている。事件の発生時間は、十四時なのだからな。それで?」

「それで、調べていない部屋の住人に協力を求めていますが、応じられず、捜査は暗礁に乗り上げています。そのため、小田島警部補にお願いをいたしましたわけでして……」

「つまり、現在の方針としては、マンションの残りの住人が犯人だと考えているわけだな?」

「そのとおりです。監視カメラに怪しい人物が映されていなかったこと、非常階段から下足痕が発見されなかったことからみて、そう考えています」

「しかし、住人のふりをして中に入れば怪しくはなるまい。出るときも同じだ」

 そう小田島が指摘すると持田は、あっといったような驚き顔が現れた。小田島は、持田をにらみつけた。

「ならば、監視カメラに映された人間をマンションの住人と照会しろ」

「わかりました」

「ところで、持田。犯人が家に侵入したときに用いられたロープというのは、そのままかかったままだったのか?」

「はい、かかったままでした」

「ほう」と小田島は考え深げにうなずいた。「では、指紋はどうだ?」

「指紋は付着していませんでした。おそらく、手袋をつけていたのでしょう。今じゃ、知能犯は手袋をしっかりとしていますからね」

「わかった。お前は、監視カメラの人物照会をしろ。おれは、事件関係者たちに話を聞いてくる」

 と、小田島警部補は、その八十キロもある巨漢をおこした。


「まったく困りましたわ。あの宝石は一千万円も出して買ったものですのよ!」

 警察の無能さに落胆したように皮肉を言ったのは、六十を過ぎた意地悪ばばあといった感じの被害者である、秋坂弥生子だった。

「我々どもも全力で捜査を続けております」と小田島警部補はなだめるようにいった。「つきましては、もう一度お話を伺いたいのですが」

「まったく驚きましたわ。リビングから物音が聞こえるかと思ったら、そこには泥棒がいたんですもの!」

「被害にあわれている最中、あなたとお友達さん三人は、それぞれに部屋に閉じこもり、お題の小説を書いていたそうですね?」

「そうですわ。廊下の途中にあった部屋四つにそれぞれ一人ずつ入って、小説を書いていました。私はこう見えても、かつては恋愛小説をたくさん書いて、雑誌に寄稿していましたのよ。今ではお友達と見せ合ったりするのが楽しみですの」

「それぞれどなたがどの部屋に入っていたのでしょう?」

「私は、手前の右手の部屋です。その向かい側には香坂さん。香坂さんの奥の部屋が貸間さん。私の奥の部屋には、東さんの部屋ですわ」

「それであなたは、小説を書いている最中に物音を聞いたそうですね」

「ええ。ちょうどいいところだったのですけど、何か物音が聞こえましたので、誰かが何かをしていると思って、部屋から出てみたんです。あっちの部屋には宝石のみならず通帳なども保管されていますので。それで、出てみたら、そこには黒い仮面をつけた泥棒がいましたのよ! まったく、驚きましたわ!」

「その泥棒はどこにいたか覚えてらっしゃいますか?」

「そこの引きだしをあさっていました」

 このリビングは、玄関からの一本道の直線を出ると左手にキッチンがあり、リビングとくっついている。そのまままっすぐいくと、テラスといってもよいほどの広さであるベランダに出る。右手に曲がれば、もうひとつのリビングに出る。ベランダからキッチンまでびっしりと白の綺麗な引き出しが並び、キッチンとの境目だけに、寝室へと通じる扉がある。秋坂が指差したのは、扉に一番近い引き出しとベランダにある引き出しとのちょうど中間らへんの引き出しだった。

「なるほど。それで、泥棒を追われになったとか?」

「そうです。私に気づいた泥棒は、ベランダのほうへ逃げていったので、私は泥棒をとめようと追いかけました」

「そのとき、声はだされましたか?」

「ええ、『待て』とか『泥棒!』とか叫びました。その泥棒はもちろん、待つこともなく、ベランダにかかっていたロープを伝って屋上に逃げていきました」

「手袋はしていましたか?」

「していました」と秋坂はいささかあっけにとられたようだった。「なぜですの?」

「いや、指紋が付着していなかったので、ついていたかどうか確認しただけです。それから?」

「私は泥棒を逃がすまいと思って、玄関に向かいました????」

「そのときに、ほかの三人は部屋から出ていましたか?」と小田島は割り込んだ。

「そういえば、香坂さんは出ていませんでしたね。鹿島さんと東さんは出ていらしたけど。その東さんが『どうしたの?』と聞くものですから『泥棒よ』と私は答えて、すぐさま屋上へ向かいましたが、もう犯人は逃げた後でした」

「なるほど。いや、ご協力ありがとうございました」

「宝石をしっかりと取り戻してくださいよ。あの宝石は一千万円も出して買ったんですからね!」

「全力をあげて捜査します」と小田島は言っただけだった。


「それで、物音は聞きましたか?」と小田島警部補は言った。

「いいえ、聞いていません」

 そう答えたのは、秋坂の奥の部屋??玄関よりの部屋??にいた東智代だった。

「泥棒はみましたか?」

「みていません。秋坂さんの怒号に似た言葉を聞いて初めて音に気がついて、部屋から出ましたから。部屋から出たときにはすでに泥棒はおらず、秋坂さんがベランダから上をのぞいていました」

「あなたは、ほかの皆さんが小説を書いているときに、部屋からでていませんか?」

「出ていません」

「書く前に、リビングにいかれたということは?」

「みなさんでリビングには一度出ました。そこでお題を出し合って、私の出した友愛をテーマに小説を書くことになったんです」

「話は戻りますが、東さん。秋坂さんの??その怒号に似た言葉を聞いたときに、ほかの二人はもう部屋から出ていましたか?」

「いえ、出ていませんでした。私が出たちょうとぐらいに、鹿島さんが出てらっしゃって」

「香坂さんは?」

「そういえば、香坂さんは出てこなかったわね」

「いつ頃、顔を出されましたか?」

「秋坂さんが泥棒を追って出ていて、ちょうど戻ってきたぐらいに出てきました」


 鹿島ゆりこも物音は聞いていなかったという。そして、問題の泥棒も見ていないという。

「あなたは、ほかの皆さんが小説を書いているときに、部屋からでていませんか?」

「一度、トイレに出ました。でも、リビングのほうにはいっていません」

「秋坂さんの声が聞こえて、あなたは部屋から出ましたね? そのとき、ほかに誰か出ていませんでしたか?」

「東さんはすでに出ていました。香坂産は、それから大分あとに出てきました。確か、秋坂さんが戻ってきたときじゃなかったかしら」


「お話によると、あなたが最後に部屋からでてきたらしいですね、香坂さん」

 小田島警部補は香坂明子のところへ来ていた。香坂は決して意地悪そうなタイプでもなければ陽気なタイプでもなく、むしろ控えめなタイプだった。

「そうみたいですね。私はまったく外のことはわかりませんでした」

「秋坂さん声も聞こえなかったんですか?」

「聞こえませんでした。まったく本当に。決して聴力が衰えているというわけではないのですが」

「あなたが部屋を出たのはどうしてですか?」

「玄関の扉が閉まる音が聞こえたからです」少し考え込むようにしてからいった。

「ほう、それはおかしいですな」と小田島警部補は言った。「秋坂さんの声のほうがはるかに大きいはずなのですがね」

「そういわれましても…………聞こえなかったんですから、仕方ありませんわ」

「あなたは、ほかのみなさんが小説を書いているときに、部屋からは出ませんでしたか?」

「でませんでした」

「なるほど。ところで、事件があった当日、あなたが書かれていた小説を拝見できませんか?」

 香坂は、戸惑ってしまった。まったく関係のない話が出てきたのだ。しかも、この男は小説を読みたいという。しかし、断る義理もない。香坂は、そのときに書いた小説を小田島に渡した。

「事件後に書き足したりしましたか? 直されたりとか?」

「していません。そんな気分じゃないんですもの。この小説を書いているときに、泥棒だなんて……演技が悪すぎます」

「ごもっともです。ところで、最初から終わりの途中ぐらいまで、だいぶ誤字脱字が目立っていますね。さすがにここだけは修正されたほうがいいと思いますよ」

 香坂は顔を赤くした。

「もういいでしょう。返してください」香坂は小田島の持っている原稿を取り上げるようにした。

「いや、ありがとうございました。また、何かありましたらよろしくお願いします」

 小田島はそういって、辞去した。


香坂から話を聞き終わり、辞去して署に戻ろうとしているときに、小田島警部補の携帯電話が鳴り出した。相手は持田だった。

「警部補、監視カメラの人物照会ですが、どれもマンションの住人であることが確認されました。これで、ふりだしですね」

「のんきなやつだ」と小田島は吐き捨てるようにいった。「ところで、持田。お前に調べてほしいことがある」

「なんでしょうか?」

「おれが署に戻るまでに調べるんだぞ。犯人の行方がわかったから、その立証に使うんだからな????」


「警部補、ビンゴですよ、こいつは!」

 小田島警部補が署に戻ったのは、十八時だった。彼は、このビューマンションの宝石盗難事件だけではなく、別の事件も抱えていたのだ。その事件の捜査を彼はしていたのである。もっとも、この宝石盗難事件だけの捜査であれば、署に戻ったところで持田が資料を集め切れていないというのは、目に見えていることではあったが。

「そうだろう」と小田島は言った。「いくらだ?」

「一千万円は軽く飛び越しますね。警部補、こいつは……」

「宝石にかけた保険金をもらうのが目的だろう、確実に。犯人は秋坂弥生子自身なんだからな」

「秋坂自身が?」と持田は驚いて小田島の顔をみた。「しかし、これだけで、彼女を犯人にするというのは、難しいのでは? それに、彼女は被害者なんですよ」

「おそらく、そう思わせておいての保険金目的だろう。宝石もあれば宝石もあるんだ。たんまりだろうよ」

「しかし、いったいどうやって?」

「それをいうなら最初から話したほうがわかりやすい」と小田島。

「では、最初からお話願いませんか?」

「いいだろう」少し間をおいてから、小田島は話し始めた。「まずおれは、お前たちみたいな住人の犯行というのはまったく考えなかった。屋上からロープで侵入するというのは、最近あまり珍しい侵入方法でもなくなった。しかし、大体の泥棒がその侵入方法の場合、ロープを持ち帰るのが常だ。ロープというものは、手袋をして持てば滑って降りるのはともかく、上るのは無理だ。それに、下はいくらベランダ上とはいえ、高いところなのだから、命をかけるようなまねはすまい。そのため、ロープには指紋が付く。だから持ち帰るのだ。

 しかし、今回のケースでは指紋も付いていなければ、持ち帰られてもいない。秋坂の証言からは手袋をしていたというが、手袋をしたままロープを伝うのは至難の業だ。彼女がベランダにいったときには、もう姿はないという。しかし、そんなに早く上るのは無理だ。

 話は変わり、室内の状況だ。部屋は全体が散乱していたという話だった。それなのに、犯人は並んでいる引き出しの中間をあさっている最中だったのだ。泥棒というのは、めぼしのところから探すが、同じ引き出しが何個も並んでいては、最初からあけていく。つまり、最後のほう??寝室側は、あさる暇がなかったということになる。それなのに、部屋が散乱していた。

 また、逃げた痕跡がないという。それに、秋坂以外、誰も泥棒をみていない。泥棒がいたというのは、彼女の証言でしか証明されない。

 よって、この四つから、泥棒は架空のものであるという結論を出した。となると、泥棒をみたという、秋坂の証言が嘘ということになる。なぜ、彼女は嘘をついたのか? それに、どうして屋上までいったりしたのか?

 泥棒が架空であることから、犯行は内部犯であると考えられる。そのうちで怪しいのは、秋坂と香坂だ。香坂は、部屋を屋上に泥棒を追いにいったという秋坂が帰ってくるまで、部屋にいた。一見怪しく見えるが、彼女がそのときに書いていた文をみたら、最初から終盤の途中まで誤字脱字だらけだった。このことから、彼女が小説を書いているとき集中していたといことがわかる。スムーズに筆が進むと、誤字脱字は気にならないものだ。むしろ、修正している時間でアイデアを忘れてしまうことさえある。終盤の終盤では、誤字脱字が少ないことから、筆が進まなくなり、玄関の音に気づくほど集中力がとぎれていたというわけだ」

「でも、前もって書いておけばよいのでは?」

「お題はその場で決めるらしい。東のお題だったから、彼女は機会がなかったことになる」

「よって、怪しい人物は秋坂だけとなる。その彼女も小説を書いているときに物音を聞いたというが、集中力があるときは聞こえないものだ。後は、彼女の動機を探り出して、家宅捜査を行えば、証拠が出てくるだろうよ。あの手の女性は宝石をどこかに預けたりはしまい」

「しかし、鹿島や東がやったという可能性もありますよ」

「玄関に出て、扉の音をさせてかね? それに、いったい彼女らが犯人ならば、なぜ秋坂は嘘をついた?」

「脅して金を巻き上げるためでは?」

「なるほど、それもありだな。しかし、そんな風にして金を巻き上げられるなら、彼女らは申告しただろうよ。名誉を大切にしているような人間じゃないんだしな。それに、この事件は、あまりに大胆だ。一番大胆なやつは、あの秋坂しかいないよ。とにかく、令状をもらって来い。もちろん、捜査令状だ。逮捕状じゃないぞ」

「わかっていますよ、警部補」持田はニヤリとした。


 家宅捜査礼状が、秋坂弥生子の目の前に突きつけられ、家宅捜査が行われた。それからすぐに、寝室にあった金庫の中から、盗まれたと思われていた宝石が発見された。このことから、秋坂は自作自演だったことを白状した。目的はやはり金だった。

「あの女の性格は大胆すぎたのだ」と小田島警部補は持田部長刑事にいった。「その大胆さが裏目に出たわけだ。ロープをそのまま残したり、部屋すべてを散乱させたりとな。おそらく散乱させているときに見つかったら、ロープのことから泥棒がきたというつもりだったんだろう」

「まったく大胆な女ですね」と持田部長刑事はいった。「にしても、これでまた泥棒のエキスパートの名を広めましたね、警部補」

「こんな事件は泥棒でもなんでもないよ」と小田島警部補は吐き捨てるようにいった。

あとがき

 ノン・シリーズ推理小説第二作目です。前作「有名画家の息子」よりは大分ましな感じになったように思いますが、まだまだですね、本当に……。

 この小田島警部補というのは、花鳥風月シリーズ「月」に登場させようと一時期もくろんでいた刑事でした。月となると、夜のイメージが強く、怪盗のようなものを追うという話を考えていて、その探偵役が、この小田島警部補でした。それが結局起用されず、このままではもったいないと思っていたのですが、ついにここで登場させることができました。ちなみに、警部補なのは冒頭の説明どおり、暴走を繰り返しているという理由から、警部で安定はどうかと思ったからです。

 この作品のプロットはもともとシリーズ探偵である西山彩菜用に作成していました。ですが、彩菜の路線とは大分外れてしまう事件ということもあり、このようにしてノン・シリーズ推理小説として、復活する運びとなりました。

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