ポケモンベースボール

ワニノコ達の旅に登場するキャラクターが登場する小説です。野球に関する小説です。ある程度の野球の知識がいるかもしれませんが、わからない方でも一応、読めるかと思います


ワニノコたちが住んでいる町セントタウン。セントタウンにある学校にワニノコたちは通っていた

ある日の学校の休憩時間。明後日から連休という時期のときだった

「なあ、ヒノアラシ。明後日からの連休はなにする?」

「僕は特に。バトルの練習でもやる?」

「せっかくの休みだもんな。なにか別のことをしたいな」

「じゃあ、どうしようか?」

そういっているとワニノコたちのところに誰かが寄ってきた

「だったら、野球でもやらねえか?」

そういってきたのはクラスに一人だけの不良であるニューラだった

「野球?」

「そうだ。連休に試合があるんだが人数が足りないんだ」

「僕は野球なんてやったことないよ」

「俺もルールぐらいしかしらないぜ」

「それでもいい。やるのか? やらないのか?」

「俺はやってもいいぜ。ヒノアラシはどうする?」

「僕もやるだけやってみる」

「よし、決まりだな。じゃあ、明後日の連休の始まりに町外れの草原で試合があるからな」

「わかった」

「それじゃあな。遅れるんじゃねえぞ」

そういうとニューラは教室を出て行ってしまった

「野球か。少し練習でもするか?」

「そうだね。僕はルールもあんまり知らないし」

「じゃあ、今日はいつものところで野球の練習だな」

「うん」

こうしてワニノコたちはこの日の放課後に、いつもバトルの練習をしている場所で野球の練習をした

だいたいルールを知っているワニノコがヒノアラシにルールを教えながら練習をしたのである

次の日の放課後も野球の練習をし連休初めの試合の準備をするのだった

そして、連休初日

ワニノコたちはニューラが言っていた町外れの草原に向かった

草原といっても荒地と草原の境目で、内野が荒地。外野が草原だった

そして、一塁側ベンチにニューラがいた

「きたか」

「よ、ニューラ」

「こいつがワニノコとヒノアラシか」

そういってきたのは後ろにいたワンリキーだった

「そうだ。こいつはワンリキー。チームのエースだ」

「よろしくな、ワニノコとヒノアラシ」

「よろしく」

「僕たちはどこのポジションにつくの?」

「ワニノコはライト。ヒノアラシはレフトを頼む」

「わかった」

「よし、じゃあ、他のメンバーも紹介してやる」

ニューラはそう言うと裏で練習をしていたメンバーたちを連れてきた

「こいつがキャッチャーのサイドンだ」

「よろしく」

「こいつがファーストのガルーラだ」

「よろしく」

「こいつはセカンドのオオタチ」

「よろしく」

「こいつがショートのマッスグマ」

「よろしく」

「で、こいつがセンターのトロピウスだ」

「よろしくな」

「俺はワニノコ。よろしく」

「僕はヒノアラシ。よろしくね」

「試合はそろそろだから準備をしておけよ」

ニューラがそう言うと全員どこかに行ってしまった

ベンチに取り残されたのはワニノコとヒノアラシ、ニューラだけだった

「ところでお前ら。ルールは勉強したのか?」

「まあ一応」

「そうか。じゃあ、今回の特別ルールはほのおポケモンの使用だ」

特別ルールとはこの世界の野球に共通してあるルールで、自分の手持ちポケモンを使うことができるルール。各試合ごとに一種類のタイプが選ばれ、その選ばれたタイプのポケモンのみがポケモンを使用することができるルールである

「じゃあ、僕のリザードンは使えるんだね」

「そう言うことになるな。ただし、一回しか使えないからむやみに使うんじゃねえぞ」

「わかってるよ」

「ところで相手は誰なんだ?」

「相手は俺たちと同じレベルのチームのメタルズっていうチームではがねタイプのポケモンが勢ぞろいしているチームだ」

「わかった」

「じゃあ、俺は準備をするからな」

そういうとニューラはベンチ裏に行った

それから数分後。試合が始まった

先攻はワニノコたちのブレイズだった

ブレイズの打順は一番、ガルーラ。二番、トロピウス。三番、サード、ニューラ。四番、ワンリキー。五番、サイドン。六番、ワニノコ。七番、ヒノアラシ。八番、オオタチ。九番、マッスグマだった

一方のメタルズの打順は一番、サードハッサム。二番、ファーストクチート。三番、ピッチャーメタング。四番、キャッチャーボスゴドラ。五番、ショートフォレトス。六番、セカンドコドラ。七番、センターレアコイル。八番、レフトコイル。九番、ライトエアームドだった

一回の表。ブレイズの攻撃

「行くぜ!」

ピッチャーのメタングはストレート中心で変化球はあまり使わない投球だった。そのストレートはスピードが速く、全然バットに当たらなかった

そのため、一回表のブレイズの攻撃は三者凡退に終わった

その裏のメタルズの攻撃

ワンリキーの投球もストレート中心の投球だったが変化球も時々使う投球だった

ワンリキーの早いストレートと切れのいい変化球でメタルズも三者凡退に終わった

二回の表のブレイズの攻撃。バッターは四番のワンリキーからだった

メタングは相変わらずストレートしか投げてこなかった

そうとわかっていながらもなかなかタイミングが合わずワンリキーも三振をしてしまった

その後のサイドンも三振。そして、ワニノコも三振だった

二回の裏のメタルズの攻撃も三者凡退に終わってしまった

この試合は投手戦となった。まったく、タイミングが合わないのだ

そんな中の八回表のブレイズの攻撃だった

「さあこい!」

打順は気合を入れまくっているワニノコだった

しかし、その気合もむなしくツーストライクノーボールとなって追い込まれてしまった

「コレで終わりだ!」

メタングはそういいながらボールを投げた

投げられたボールはストレートだった

「当たれ!」

ワニノコは思いっきりバットを振った

すると、カキーンといういい音が響き渡った

「なに!」

メタングはその音を聞き驚いた

ボールはレフト線に飛んでいった。長打コースである

「よっしゃ!」

ワニノコはガッツポーズをとりながら一塁へと向かった。一塁に着いたときまだレフトのコイルがボールに追いついていなかったため、二塁にも向かった

二塁に着いたときにはコイルはボールを拾っていたため、三塁に行くことはできなかった

「ナイスヒットだ! ワニノコ!」

ベンチからそういう声が聞こえてきた

ノーアウト二塁。ブレイズにとっては絶好のチャンスである

だが、下位打線だったため三人とも三振だったため、このチャンスはなくなってしまった

八回裏のメタルズの攻撃。打順は一番のハサッムからだった

そのハサッムはワンリキーの変化球を狙っていたのだろう。ワンリキーのカーブをうまく捕らえセンターに飛ばした

二番のクチートはストレートで押し切り三振。次のメタングには八回でスピードが衰えてきたストレートをライトに打たれた。そして、四番のボスゴドラは敬遠をしたのである

こうして、ワンアウト満塁という状況になりメタルズにとって絶好のチャンスとなった

そして、バッターは五番のフォレトスである

「フォレトス頼むぜ!」

メタルズのベンチからそう言う声が響き渡った

しかし、フォレトスはワンリキーのストレートと変化球に惑わされ三振してしまった

次の六番のコドラはカーブを何とか拾ったが平凡なサードフライに終わった

こうして、メタルズもチャンスをいかせずこの回を終えてしまったのである

九回表。ブレイズの攻撃は一番からのこう打順だった

九回となればさすがのメタングのストレートのスピードも落ちてきていたためガルーラはなんとかライト線に飛ばしヒットとなった

二番のトロピウスは最後にメタングが使った変化球によって三振

三番のニューラはスピードのなくなったストレートをレフト線に飛ばし、ツーベースヒット。ガルーラは三塁で止まった

そして、期待のかかった四番のワンリキーは敬遠され、一死満塁でブレイズのチャンス。まさに、ピンチの後にチャンスありとはこのことであろう

五番のサイドンは内野の上空に打ち上げてしまい討ち取られてしまった

こうして、二死満塁となったのである

そして、六番はワニノコであった。ワニノコは右バッターボックスに入っている

「ワニノコか……。さっきは打たれちまったからな。今回はきっちり抑えさせてもらうぜ」

メタングがそうつぶやいた

「さあ、こい!」

ワニノコがそういった

一球目は内角低めのストレートが入ってきたが見送りストライク

二球目は内角高めにストレートが入ってきた。ワニノコはバットを振ったが当たらなかった

(くっ、まずいな)

ワニノコはそう考えた

「コレでとどめだ!」

メタングは思いっきり投げてきた。球はストレートで外角低めに入ってきた。コースはストライクである

「あたれ!!」

ワニノコは思いっきりバットを振った

すると、カキーンという音がグランドに響き渡った

ボールは高く上がっているが飛距離がある。このままいけばホームランになりそうな球である

しかし、飛んでいった方向はセンター。センターにホームランをするということは並大抵の力ではできない

「レアコイル! 取るんだ!」

メタングが大きな声で叫んだ

レアコイルはでんじはをボールに当て落とそうとしているがなかなかでんじはが当たらない

すると、でんじはが少し当たったのかボールの勢いが少しなくなった

だが、ボールはまだ入りそうな勢いである

「そのまま入れ!」

「レアコイル落とせ! 落とすんだ!」

ワニノコとメタングは必死になってボールの行方を追う

そして、ついにボールは落ちたのである……。ホームランエリアに

「やったぜ!」

それを見たワニノコはガッツポーズをしながらダイヤモンドを回った

そして、コレで四対0と点差を開いたのである

ホームランを打たれたメタングは悔しそうな顔をしていた

だが、次のヒノアラシはストレートで抑えきった

こうして、四対0という大差で九回裏を迎えるのだった

九回裏のメタルズの攻撃は下位打線である七番のレアコイルからだった

しかし、下位打線といっても疲れてストレートのスピードと変化球のキレが落ちてきているワンリキーの球を打つことはできた

七番のレアコイルはサードフライ。八番のコイルはファーストフライ。そして、注目の九番のエアームド

(こいつを抑えれば俺たちの勝ちだ)

ワンリキーはそう考えた

しかし、エアームドにはキレのなくなってきている変化球を打たれ二死一塁

そして、上位打線に戻ったメタルズの一番手ハッサムもピッチャー返しで出塁して、二死一二塁

次のクチートはツースリーと追い込んだがあまいところに入ったストレートを打たれ出塁された。そして、二塁ランナーが戻ってきて四対一となった

そして、二死二三塁となったのである

次のバッターのメタングも内野安打で出塁してしまったのである

こうして、ブレイズと同じ二死満塁という状況を生んでしまったのである。しかし、違う点が一つあった。それは、一発打たれたら逆転され逆転負けしてしまうということであるのである

そして、次のバッターはメタルズの四番のボスゴドラである

「さあ、逆転だぜ」

「そんなことはさせるかよ」

ワンリキーは力強く言った。しかし、その言葉とは裏腹にボールの球威やキレは弱くなってきたのである

第一球は内角に入るカーブだった。ボスゴドラはバットを振ったが、ボールには当たらなかった

第二球も内角に入る球だったが今度はスライダーだった。その球もバットを振ったが当たらなかった

「コレで終わりだ!」

ワンリキーは力いっぱいボールを投げた

球は内角低めに入ってきている

「もらった!」

ボスゴドラはそういいながらバットを思いっきり振った

すると、カキーンという音が聞こえた。

打球はレフトに高く飛んでいっている。このまま行けばホームランコースである

「なんだと!」

ワンリキーはそういいながら打球の行方を追った

そのボールの飛んでいる方向にはヒノアラシがいた

だが、そのボールを取ることはどう考えても無理である

「これじゃあ取れない」

ヒノアラシはそう思ったが、ホームランエリアの手前までたどり着いた

しかし、その球をそこからとることはできない

「こうなったら。頼む! リザードン」

ヒノアラシは手持ちのリザードンを出した

「リザードン! かえんほうしゃであのボールを打ち落として」

ヒノアラシがそう指示するとリザードンはかえんほうしゃを放った

しかし、動いているものにあてるのは難しくなかなか当たらない

「がんばるんだ、リザードン」

ヒノアラシがリザードンを後押しする

「無駄だ無駄だ。ホームランだぜ!」

ボスゴドラがベースを走りながら言った

リザードンはかえんほうしゃを連射した。そして、ついにボールに当たったのだ

「やった!」

「なに!?」

かえんほうしゃが当たったボールは一気に急降下してきた

そして、そのボールをヒノアラシはあっさりとキャッチした

「ナイスだ! ヒノアラシ!」

サードにいたニューラが大声で言った

ヒノアラシはリザードンをボールに戻して内野に向かった

そして、最後の挨拶をした

結果は、四対一でブレイズの勝利であった

挨拶が終わったらブレイズのメンバーは全員ベンチに戻った

「やったな、ヒノアラシ」

ワニノコがヒノアラシに言った

「うん。僕たちにとっての最初の試合が勝ちだもんね」

「ああ。それに俺はホームランを打ったし、ヒノアラシはファインプレイだもんな」

「うん」

そう話しているとニューラが近寄ってきた

「今日はありがとうな」

「いいってことよ」

「数合わせだから今日だけ試合に出てもらったけど、今度足りなくなったらまたよろしくな」

「うん」

「それじゃあ、俺たちは帰るぜ」

「わかった」

「じゃあな」

ワニノコはそう言うとヒノアラシと一緒にそのベンチを後にした

そして、連休明けの学校

ワニノコたちが休み時間に話しているとまたニューラがやってきた

「おい、お前ら」

「なんだ?」

ワニノコの後ろにニューラが来たためワニノコは後ろを向いた

「また人数が足りなくなったからまた頼むぜ」

「またかよ!」

「まあまあ、そう言うなって。それより、やってくれるのかやらないのか?」

「どうする? ヒノアラシ?」

「いいんじゃない」

「いいんじゃないって……。まあ、いいか」

「じゃあ、決定な」

「ああ」

「また頼むぜ、ホームランとファインプレイ」

「できたらの話だけどな」

「そりゃそうだ。じゃあな。また、今度連絡する」

そういうとニューラはワニノコたちのところから離れていった

そして、再度野球の試合にのぞむのだった……

THE END

あとがき

今回は野球の小説です。最初は「結構簡単にかけそうだな」とか思っていましたが、実際に書いてみるとなかなか難しかったです。試合の部分とかがなかなか表現に困りました。一応、ある小説コンテストに投稿するために書いた小説なんですが、いまのところ投稿する予定はなかったりします。あまり、表現とかがうまくないので。まあ、新しい小説がかけなかったらコレを投稿するつもりですが(笑

ちなみに、この小説は2006年の甲子園の決勝(再試合じゃないほう)を見てかきたくなりなったので書いたものです

もくじ