自然を教えてくれた場所

 その町は深夜にもかかわらず、色とりどりの明かりが灯ったままである。その明かりは、闇の中に綺麗にうつり、闇を照らす聖なる光のようである。その聖なる光は、遠くの山から??または、光の中心地から離れたビルの屋上から見た景色を、“夜景”という。

 とある、高層ビルの頂上に男が立っていた。顔はやせ細り、お世辞でも中背とはいえない体格をしたその男は、さまよい焦点が合わないその視線で、聖なる光に照らし出された夜景をぼんやりと眺めていた。だが、聖なる光は彼を照らしてはくれなかった。彼を照らす出すものは何一つなかった。彼は闇の中をさまよっていた。

 いったい自分はどうすればいいのだろうか。その自問に彼はこの答えを出した。靴をそろえ、その靴の上に一通の封筒を置き、ビルの柵を越えて、頂上の端に立った。時間が一秒一秒過ぎてゆく。彼は、ゆっくりとその視線を前から下へと移していく。

 深夜というのに、多くの車が通っている。歩道にも人はいるが、その大半がふらふらと歩く場所がずれていく人ばかり。まっすぐ歩いていく人など少数だ。さらに少数なのは、道端で眠っている人物だ。少なくとも、その場にたたずんでいるものが一人いるのが彼にはわかった。

 私もその中に加わる、と何のためらいも冷静さを欠くことなく彼は思った。

 彼は視線を元に戻し、夜景をみる。聖なる光は、やはり彼には照らし出されなかった。

 暗闇。彼は下から上へ吹き抜ける風を全身に受けながら、エレベーターより早いスピードで下へと降りていった。



 彼が、環境保護の活動団体に入ったきっかけは少年期のころまで、さかのぼらなければならない。

 十歳まで自然に囲まれた田舎(こきょう)で育った火田少年が、突然都会に引越しをしなければならなくなったときには、喜びと悲しみがあった。都会といえば、田舎育ちがあこがれる場所である。誰もがあこがれの場所に行くことができるとなれば、喜ぶものだ。しかし、彼は自然を愛す少年だった。都会といえば、灰色の建物が立ち並び、空気が汚れ、人が多く、緑がないところであるというイメージが強い。いや、実際にそうなのだ。そんなところに火田少年は住みたいとは到底思えなかった。

 そうはいっても、火田少年に都会行きの拒否権はなかった。

 都会に出てきたとたん火田少年の都会に対する喜びは、塵となって消え、一種の大きなカルチャーショックを受けた。

 とはいえ、カルチャーショックは次第になおっていくもので、数ヶ月もしてしまえば直ってしまったが、負ったショックだけはいつまでも彼の心に残った。

 それから数十年たつと、彼は都会の一サラリーマンとなっていた。ごくごく普通の会社で、給料も普通、仕事内容も普通、何もかもが大衆に埋もれてしまう人物であったが、ひとつだけ彼には大衆から抜き出るものがあった。

 それは、自然に対する心である。

 十年ほど住んでいた、あの自然に取り囲まれていた彼の田舎。それは彼の心に深く印象付け、都会に出てきたときのショックもそれを増幅させる役割を持っていた。自然がないと人は心が落ち着かない、それが彼の理念であり、自身が感じたことであった。

 その理念をぶち壊していくのが、近年の環境問題だった。ゴルフ場はたくさん作られ、森林伐採という伐採による木々の減少。地球温暖化による砂漠化、異常気象…………数え上げればきりがない。

 それに心を痛め、対抗したいと考える火田だったが、仕事が忙しくそれに対抗することはできなかった。

 早すぎる桜の開花の春。新たな新入社員が入ってきて、火田は山下という女性の研修を担当することとなった。綺麗とは、特筆してはいえない女性で、肌は浅黒く、火田は彼女がスポーツ万能??または、スポーツに熱中していた女性だったということを推測した。

 彼女の研修期間のとある休憩時間で、火田は、何かスポーツをやっていたのかと彼女に尋ねた。

「いえ、私はこれといったスポーツはやっていませんよ」

 予想に反した答えが返ってきたので、火田は驚いてしまった。その表情が出たのだろうか、彼女は付け加えた。

「私はボランティア活動をしてるんですよ」

「ボランティア活動?」火田は感心したように繰り返した。

「はい。私は環境保護のボランティアをやってるんですよ。ほら、今環境保護が問題になってるじゃないですか。それを防ぐための活動ですよ」

「へえ、そんなボランティアがあったんだ」またも火田は感心した。「だが、今はやってないんだろう?」

「やってますよ。平日はこのとおりなのでいきませんが、土日は休みですから、そのときに」

 環境保護のボランティア活動について興味を持った火田は、彼女にそのことを問い詰めるようにしていった。

 一通り、言った後、彼女は付け加えるようにいった。

「でも、生命保険に入らないといけないので、お金はもらえないのに払わなければいけないんですよ」

「どうして生命保険なんかに?」

「自然って何が起こるかわからないものですから。もしものために、というところです。自動車保険みたいなものですよ」

 だが、生命保険の話なんて火田は特に気にはかけなかった。そんなものより、魅力ある、彼の関心をずっと引き続けたものが、その会話中でずっとでてきていたのだから。

 とはいえ、保護団体のボランティアに参加するには、生命保険に入らなければいけなかった。結局、火田は生命保険に加入することとなった。

 保護団体に入ってからの火田は一変した。会社にいるときは、それまでどおりに仕事をこなし、土日は会社でのストレスを吐き出すように生き生きと、楽しそうに活動をしていた。時には、共に仕事をしている人と環境問題について熱弁したり、田舎のことを話したりしていた。

 共に仕事をしている人といえば、彼が保護団体に参加するきっかけを作ってくれた山下と共に活動することが多かった。それは、紹介主が彼女であったこともあるし、彼女自身が自らオファーしたというのもあった。

 彼女は、一度火田から「なぜ自分から志願したの?」と聞かれたときにこう答えた。

「会社じゃ私が下ですからね。たまには上にたたせてくださいよ!」

 そういう彼女は、どこか何かを引き寄せる魅力を秘めていた。そして、本当にそうなのかと火田は疑問を抱いた。


「久しぶりだなぁ!」

 思わず火田は歓喜の声を上げた。見渡すかかぎり、田んぼと畑ばかり。そして、それらの四方八方は山しかないその場所は、彼の田舎だった。

「ここが火田さんの田舎なんですね」山下は言った。

「そうさ。それにしてもここも変わってしまったな……前はもっと緑豊かな場所だったのに」

 冬のその寒い年??火田がボランティア活動を始めてから、もう三年過ぎたころ、彼のボランティア団体は、彼の田舎へとやってきていた。遠い距離なので、その人数は多くないが、現地の同じ趣向の団体と共に活動をすることとなっていた。

 ここ数年この場所では伐採が大きくなされ、場所の一部が著しくはだけてしまっているという。また、山火事が起こりできたはだけた場所があり、その場所は、遠くから火田のみならずほかの人員も遠くから確認することができるほど大きなものになっていた。

 十年ほど住んでいたこの田舎。それ以来、初めての帰郷は彼の心に重しをかけるところから始まった。

 この地での活動は、時間がかかるため、連休中に活動することになっていた。つまり、二泊三日でこの地に滞在し活動をすることとなっている。そのため、本格的な活動は二日目から始めるとして、初日は簡単に作業内容を聞くだけで終わり、残りは自由行動となった。

 火田はもちろん、旧家へと訪れることにした。それにはどこにも行く当てのない??これといった名産もない場所だから??山下も同行することになった。

 旧家はまだ残されていた。誰も住んでいる様子はなく、家はボロボロでいまにも崩れそうながらも今もまだ、立派にたたずんでいた。火田は、中に入り旧家の中の探検を始めた。驚いたことに、彼はまだその家の構造を覚えていた。どこに何があり、大きな部屋だの、小さな部屋だの、倉庫だのすべてだ。とはいえ、どの部屋もがらんとしていて、当時の面影はほとんどない。彼の心はただただがっかりするばかりだった。

 都会育ちの山下は、ボロボロでも立派にたたずむこの家に感動した。都会ではこんな家はなく、あってもすぐに取り壊されてしまう。自然の摂理に従ったままたち残る、この家に協賛の言葉を送りたいぐらいだった。

「ねえ、火田さん」その家を出ると、山下は少し緊張した面持ちで言った。「この家いいですね」

「確かに悪い家じゃないよ」火田は意外に思いながらもいった。「ほこりはすごいけど、それを取り除けばまだまだ使えそうだし、部屋もそれぞれ広いしね」

「あの火田さん」少し声が低くなる。間が空いてから続けた。「この家に住みませんか?」

「え?」

 唐突なその言葉に、拍子の抜けた声が火田の口から飛び出した。彼は彼女の顔をじっと見ている。

「それは……」火田の声は続かない。

「いえ、なんでもないです」山下はあわてて否定した。自分のいった言葉が恥ずかしくなったからだった。「気にしないでください。さあ、早く宿に帰りましょうよ」

 新しい陽が昇り、なつかしの山に入った火田は複雑な心境だった。幼いころは、今いる山に登り遊んだものでたくさんの木々に囲まれていた。それが今では、無残にも強い太陽の光を浴びる、ギラギラと輝いていたが、その輝きは火田には強いパワーをあたえることはなかった。

 その現場で、彼は旧友と再会することになった。その旧友は、火田が都会へ出てからずっとこの場所で住んでいたという。

「なんといっても、おれのところは有名な農家だからなぁ」その旧友は言う。「都会に出て家業を継がないわけにもいかんし、都会に興味もないから別にいいんだがね」

「まあそれのほうがいいさ」と火田。「都会に出てもろくなことはないからな」

「でも、都会はすぐ近くに店があるからいいじゃないか。こっちじゃ、車を走らせんと買い物なんてできんよ」

「利便性にすぐれてるだけで、物騒なところだし、利便性と比べると損害が大きすぎるよ。それに、こういう自然もないしな」

 冬の日の外での作業はつらい。太陽の日があたっているといえど、木々など風をさえぎるものはないし、山の上であるから強い風が彼らを常に襲う。その風に震え上がる人たちのために、風除けのための場??休憩所が設けられており、タイムスケジュールで休みの時間になっている者たちは、そこで休憩をしていた。休憩所では、温かいお茶が地元住民??その中には火田を知っている人が数名いた??の人たちの手によって配られていて、作業をする人たちの体を温めていた。

 火田を知っている初老を迎えている地元住民女性に、火田は尋ねた。

「お茶をここで沸かしてて大丈夫なんですか?」

 休憩所の風除けの場では、机の上におかれた鍋用コンロでぐつぐつとお茶が沸かれていた。無論、ぐつぐつと沸かれているということは火を使っているということであり、それがなんらかによって倒されたりすれば、落ち葉に引火し、山火事に発展する可能性があることがあるから、火田はそうなることが不安だった。

「大丈夫さ、ちゃんと火が引火しないように工夫をしてるし、もしものときのために消火器は、手の届くところにちゃんと用意してあるからね。危ないといっても、これがないとあなたたちは寒くてしょうがないでしょう?」

「まあ確かにそうですが??」

「気にしちゃいけんよ。さあさあ、体をあっためて早く仕事をしてくださいよ!」

「そうですよ」

 知り合いと話ているとき、山下が休憩所へとやってきた。彼女はお茶を受け取ると続けた。

「消火器があそこにあるんですし、大丈夫ですよ。気にすることはありません」

「しかしなぁ??」

「それより、後で残ってるほうの作業を一緒にやりませんか?」

 数時間の後、作業が終わった二人はまたこの休憩所でお茶を飲んでいた。先ほどの地元住民女性はいなくなり、中年かそれ以下の女性たちが今度はお茶を沸かしていた。

 二人は、途中から加わった火田の旧友を含めた三人とその場で会話を続し、体が温まってから宿へ帰ろうと考えていた。

「しかし、相変わらずここは寒いところだな」と火田は旧友にいった。

「本当に相変わらずかよ? 最近じゃどんどん寒くなる一方さ。昔よりかは確実に寒くなってる」

 火田は立ち上がった。

「お茶のお代わりいります?」火田は山下に尋ねた。

 山下は肯定の返事をし、コップを火田に渡し、火田はお代わりをもらいにいった。しかし、そこにいた女性たちは、ほかの人たちのところへいっていたので、彼は沸かしていたものを自身でコップへと注ぎ始めた。

 そのとき、強い風が休憩所を襲った。

 風は、風除けを通り越して、机を大きく揺さぶり、その上においてあった鍋用コンロを机から振り落とした。

 火田はその光景をただただ見ているしかなかった。それは一瞬のことで、彼がそれに気づいたときには時すでに遅し。火は落ちていた落ち葉に引火し、轟々と炎の勢力を強めていった。

 火田はあせり、持っていたコップとやかんを投げ捨て、消火器に手を伸ばした。しかし、消火器は発生場所からあまりに近すぎて、手を出したときにはすでに軽く炎の中に入り込んでしまっていた。そのため、手を出せば厚着している服に引火してしまうため、火田はそれを取ることができなかった。

 そのころにはほかの人たちもそのことに気づき、彼の旧友と山下は彼のところへやってきていた。

「急いで消防車を呼ばないと!」山下は叫ぶ。

「おい、佐藤。こいつをなんとかするぞ」

 二人は着ていた服で、炎を消そうと努力を始めるものの、ぬかに釘であった。消防隊がやってきたときには、すでに多くの木々に炎が引火し、山火事を引き起こしていた。

 幸いにも参加者はみな無事で、誰も逃げ遅れず足をひねったりするといった怪我人すらもいなかった。だが、燃えている木々をじっと見ている火田だけは、誰にも見えない傷を負っていた。その傷を知ったのは宿舎に帰ってからで、それもわずかの人物しかそれを知らなかった。

「気にするなよ」旧友は火田を慰めの言葉をかけている。「あれはお前のせいじゃないんだから」

「そうですよ」と山下。「なにも火田さんが落としたわけじゃないんですよ。あのときあの強風が吹かなければ??」

 火田は立ち上がった。そして、「ごめん」と一言残し、その場を辞した。

 自室に戻った彼は一人罪悪感に苦しんでいた。

 環境保護のためにやってきたのに、その逆をやってしまった。自然をこよなく愛している彼にはそれは痛ましいことである。それだけでも、彼はいまのような罪悪感に見舞われるだろう。その罪悪感をさらに増大させているのが、彼の田舎の山であったということだ。幼少期の思い出の地の自然を逆に壊してしまった…………。

 確かに風のせいといってしまえばそれまでだろう。だが、よく考えてみるのだ。あのときやかんを自分で取らずに、地元住民の人にやってもらえば、強風が吹いたときにはまだコンロの上にやかんがあり、コンロがひっくり返ることはまずなかったはずだ。それなのに、重しを取ってしまった……。

 自分がやらなければ??彼は思い悩み、一人苦悩した。

 数日後に山火事は消し止められた。山肌のはだけ具合はさらに深刻化し、元に戻すのには相当な時間とお金がかかることになってしまった。

 そのニュースを聞いてから、火田は一週間の休暇を取った。そして、苦悩した。顔はやせ細り、体もやせてきた。彼の部屋のカーテンはすべて閉じられていて、日光を一筋すら受け付けなかった。昼間なのに闇に閉ざされ、その中で苦しみもがき、苦悩することとなった。



 すごい勢いで下から上へ吹き付ける風を全身に受けている火田は目を開けた。暗闇。

 ??これが走馬灯か。

 彼が自殺に至るまでの簡単な経緯が、一瞬のうちに彼の脳裏をよぎり、また、すべてを彼は一瞬にして理解した。走馬灯とは不思議な力があるらしい、と彼は感じた。そして、時がゆっくりと流れている気がした。

 彼はこの自殺で出る、生命保険の保険金を田舎の山の復旧のために全額寄付すると遺書に記していた。あの事件を冒した罪は二度と戻らない。それなのに、いつまでたっても苦悩しなければならない……そんな日々を迎えるなら、自分が死に山の復旧に役立てよう、そう考えこの結果に至った。

 田舎の山……。田舎……。家……。彼の前にそれらが映し出される。

 そのとき、声が聞こえた。低い声なので、何をいってるのか聞き取れない。必死になって聞く耳を立て、それを聞こうとする。そして、聞こえたのは「この家に住みませんか?」という言葉だった。

 山下か、と彼は思った。??あのときは何をいっていたかをちゃんと聞き取れなかったが、彼女はそういっていたのか。

 その一言は彼の心を激しく揺さぶった。この家に住みませんか? この言葉の裏には、大きな大きな意味がこめられている。その意味は彼も持ち合わせていて、共にそれに気づいていなかった。

 ??美々…………!

 そう心の中で叫んだとき、彼の目前には地上が迫っていた。彼は必死になって体制をかえようとした。頭から地上に落ちるのではなく足から落ちよう、と。だが、それはかなわなかった……。


 そこは純白の部屋だった。窓からはギラギラと輝く日光が入り込み、室内を照らし出していて、純白をさらに際立たせていた。そして、彼も照らし出していた。

「ここは……」火田はつぶやいた。「病院……?」

 そのとき、ドアが開く音がしたので、そちらを振り向くと、そこには山下が立っていた。

「火田さん」聞き取れるか取れないか程度の声で山下は言った。「起き上がったんですね」

「ここは?」火田は尋ねた。

「病院ですよ」

 山下は火田の隣の椅子に座った。

「じゃあ、私は……」

「はい、助かったんですよ。運がよくて、植え込みの中に落ちたので、無事だったんです」

 体制を立て直そうと努力したのは無意味ではなかった。体制こそできなかったが、動いたおかげで植え込みの中に落ちる結果となったのだから。それに火田が気づいたのはもっと先のことだったが。

「でも……どうしてあんなことを?」その声には悲しみの響きがこもっていた。

「遺書は読みませんでしたか?」逆に尋ねた。

「読みました」

 言葉は続かない。火田はいった。

「なら聞くまでもないでしょう。私はあの遺書の目的のために自殺をしました」

「でも、あの事件は事故だったんです。火田さんがこんなことする必要はなかったはずです」

「いや、あれは私のせいだった。私があのやかんをとらなければ??」

「そんなのこじつけです」ひどく口調が高ぶっている。「火田さんはあんなことをする必要はなかったんです。誰もあんなことをするのは望んでいませんでした。それに私は????」

 ついに山下は泣き出してしまった。そのとき火田は気づいたことだが、自殺をしたあの日からすでに三日がたっていた。その間、彼女はずっと…………。

 火田はそっと彼女の肩に手を置いて、こういった。

「もう大丈夫。もうあんなことはしないよ。二人であの家に住もう」

 ギラギラと輝く太陽が、二人をキラキラと照らし出している。

 少年期の思い出が詰まった地と家で、また、新しい思い出が作られようとしていた。

もくじ