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国内学校別大会決勝戦 −後編−

 決勝戦第一試合が始まり熱戦を繰り広げたヒノアラシと焔。結果は引き分けに終わり、第二試合に持ち越されるのだった。


 第一試合を終えたヒノアラシと入れ替わりでワニノコはフィールドへと向かった。

 ワニノコが上がるとESF学校の選手はいなかったがすぐに上がってきた。それは、キルリアのミキであった。

「よろしくね」

「こちらこそ」

 ワニノコとミキは、ヒノアラシと焔と同じで試合前に握手をかわした。

 そして、定位置につくと審判が言った。

「それではこれより第二試合を開始します。それでは試合開始!」

「行くぜ! カメックス! ピジョット!」

「頼んだわよ! サーナイトとフライゴン!」

 ワニノコはカメックスとピジョット。ミキはサーナイトとフライゴンを出した。

「カメックス! れいとうビーム! ピジョット! つばめがえし!」

「サーナイト! サイコキネシス! フライゴン! だましうち!」

 れいとうビームはフライゴンへと向かっていった。しかし、フライゴンがそれをかわしたため、当たることはなかった。それどころか、フライゴンのだましうちがカメックスにダメージを与えた。

 ピジョットのつばめがえしは、サーナイトへと向かっていったのだが、サーナイトのサイコキネシスでピジョットは動きが封じられてしまった。

「ピジョット! カメックス! サーナイトにハイドロポンプだ!」

「サーナイト! ピジョットをおろすのよ!」

 サーナイトにハイドロポンプは向けられたが、サイコキネシスで捕らえられていたピジョットがサーナイトの前に来て、ハイドロポンプを受けた。

「なに!? くそピジョットを盾に使いやがった」

「フライゴン! カメックスにギガドレインよ!」

「くっ! れいとうビームだ!」

 ギガドレインはカメックスに向けられそうになったが、カメックスのれいとうビームのせいでギガドレインは発射されることはなかった。

 しかし、その間にもピジョットはサイコキネシスによるダメージを受けていた。

「強い……!」

「フライゴン! りゅうのいぶきよ!」

「カメックス! まもるだ!」

 りゅうのいぶきはまもるで守られた。

「フライゴン! すなじごく!」

 りゅうのいぶきを守っていたカメックスだったが、すなじごくは守ることができなかった。

 カメックスはすなじごくに捕らえられ、うまく動けない状態だ。

「カメックス! ハイドロポンプ!」

「あなをほるよ!」

 フライゴンは空中から一気に地中へともぐっていった。

「ならば! カメックス! サーナイトにみずのはどうだ!」

 フライゴンがいないためカメックスはサーナイトにみずのはどうを発射した。

「サーナイト! テレポートで回避よ!」

 サーナイトはサイコキネシスを中止しテレポートでその場から離れた。

 みずのはどうは、そこにいたピジョットに当たってしまった。

「かみなりよ!」

 そして、テレポートをしていたサーナイトはカメックスの裏へ来て、かみなりでカメックスを攻撃した。

「カメックス! くそ! ピジョット! つばめがえし!」

 ピジョットはかみなりのパワーであまり動けない状況のサーナイトにつばめがえしで攻撃をし、ダメージを与えた。

「フライゴン! 行きなさい!」

 地中にいたフライゴンはかみなりで攻撃されたカメックスに追い討ちをかけるように攻撃をした。

 カメックスは足場を崩され倒れてしまった。

「! カメックス! れいとうビーム!」

 カメックスが倒れるとちょうど目の前にフライゴンがいた。まだ、上空へと出てきていなかったのだ。

 そのフライゴンに対して、れいとうビームを一気にあびせた。

「フライゴン!」

 フライゴンはそれにより翼が凍ってしまった。これで、動くのは空中へ動くことはできなくなった。

「カメックス! ハイドロカノンだ!」

「フライゴン! かわすのよ!」

 フライゴンは穴にもぐった。だが、それはハイドロカノンが絶対に当たるようにしてしまっていた。

 カメックスは穴に向かいハイドロカノンを発射した。逃げ場のない穴の中ではフライゴンもそれをかわすことなどできなかった。

 すると、穴からハイドロカノンの水が溢れ出しフライゴンもそれと同時に地上へと戻ってきた。

 そこにいたフライゴンは力尽きており、戦闘不能となっていた。

「フライゴン戦闘不能!」

「ご苦労様。戻って、フライゴン」

 ミキはそう言ってフライゴンをボールに戻した。

「どうだ! これで二対一だぜ!」

「どうかしら? あなたのピジョットを見てみなさいよ」

 二対一になり有利になったと思ったワニノコだったが、ミキに言われピジョットを見てみた。

 すると、ピジョットはサーナイトのサイコキネシスで動きが封じ込められており、また、弱っていた。

「サーナイト! かみなり!」

 そして、サーナイトはサイコキネシスを解き、かみなりをピジョットに当てた。

 これによりピジョットは戦闘不能となってしまった。

「ピジョット戦闘不能!」

「な!? 戻れピジョット!」

 ワニノコはピジョットをボールに戻した。

「どう? これで一対一よ」

「だからなんだ! 俺にはカメックスがついてる! れいとうビームだ!」

 カメックスはサーナイト向けてれいとうビームを放った。しかし、サーナイトはそれをテレポートでかわした。

「サイコキネシス!」

「まもるだ!」

 テレポートでカメックスの後ろに移動したサーナイトはサイコキネシスでカメックスの動きを止めようとしたが、カメックスはそれをまもるで守った。

「アイアンテールだ!」

 サイコキネシスが終了したと同時にまもるを解き、アイアンテールをサーナイトにおみまいした。

「かみなりよ!」

 アイアンテールをしたカメックスにかみなりは放たれた。

 だが、かみなりの動作が大きいため、間一髪でかわすことができた。

「かみつくだ! カメックス!」

「サーナイト! テレポート!」

 サーナイトにかみつこうとしたカメックスだったがテレポートでかわされてしまった。

「サイコキネシス!」

 再度カメックスの後ろに回ったサーナイトはサイコキネシスでカメックスを捕らえた。

 サイコキネシスで捕らえられたカメックスは身動きができない。

「カメックス!」

「サーナイト! かみなり!」

「まもるだ! カメックス!」

 サーナイトはサイコキネシスを解きかみなりを放った。

 カメックスはそれに対し、まもるでかみなりを防いだ。

「かげぶんしんよ! サーナイト!」

 サーナイトはかげぶんしんをし、カメックスを取り囲んだ。カメックスはそれに対して動揺をしている。

「くっまもるは使えない……。どうすればいい……」

 ワニノコはその後になにが来るかは大体わかっていた。だが、それを防ぐ作戦が思い浮かばない。

「さあ止めよ! かみなり!」

 サーナイトのぶんしんはいっせいにかみなりを放ってきた。

「こうなりゃ一か八かだ! まもる!」

 ワニノコは賭けに出た。まもるは連続で出せば失敗しやすいが成功することもある。その成功にかけたのだ。

 そして、かみなりはついにカメックスに直撃をした。

 ワニノコはそれをよく見ていた。すると、そこには無事なカメックスの姿があった。まもるが成功したのだ。

「なんてこと!? でももう一発よ!」

「させるかよ! カメックス! こうそくスピンからハイドロポンプだぜ!」

 ぶんしんサーナイトがかみなりを放つまでの短い時間の中で、カメックスはこうそくスピンをしながらハイドロポンプを放ち始めた。

 水が周りにいきわたり無数のぶんしんもそれによって、消えていった。そして、本物にも当たった。

「そんな!?」

「今だ! ハイドロカノン!」

 ハイドロポンプに当たったサーナイトは予想だにしないダメージだったため、少しの間動くことができなかった。

 そんな時にハイドロカノンがサーナイトに向かって放たれたため、サーナイトはハイドロカノンをかわすことができなかった。

 そして、サーナイトはその場に倒れてしまった。

「サーナイト戦闘不能! よって勝者はセント学校!」

「や、やった……! やったぜ!」

 観客が一気に沸きあがった。そう、セント学校は優勝したのだ。

 ワニノコはフィールド上を思いっきり駆け下り仲間達のところへと向かった。

 そして、セント学校の選手全員で優勝を喜び合ったのだった。

 一方ミキのほうはゆっくりとフィールド上から降りていた。

 そして、ミキの仲間達に慰められ、負けの味を飲み込むのだった。

 こうして国内学校別大会決勝戦は幕をおろすのだった。

第十八話終了第十九話に続く・・・

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