準決勝第二戦を負けてしまったセント学校。引き分け試合をする時にゲンガーが爆発を起こすといい会場はパニックになり、急いで非難するのだった。
非難は一分で済むはずなどなかった。観客は何万にもおり、大勢が一分以内で逃げることなどできやしないのだ。
だが、その予想は反された。意外にも観客は全員非難することができたのだ。
これには関係者や一般の人々も驚いた。
「変だな……」
その様子を見ていて、すでに非難をしていたワニノコはそうつぶやいた。
「なにが?」
「いや、どう考えてもすでに一分以上たってるはずなんだけど爆発しない」
「そういえば、もう一分以上たってるような……」
「どうやらうそだったようだな。行くぜ!」
ワニノコはそう言うと会場の入り口へと走っていった。
「あっ! ワニノコ!」
それを見たヒノアラシとチコリータはワニノコを追った。
会場入り口は多少避難者がいたためこんでいたが、ワニノコはそれをおしきり会場へと入っていった。
そして、ワニノコが少し奥まで入ったとき、入り口付近が爆発した。
「うわっ!」
ワニノコを追っていた二人は入り口付近に来ていたため、爆風を受け後ろへとふっとばされてしまった。
そして、入り口付近の人々は騒ぎ立て始めた。
「そんな……!」
その爆発により入り口は完全に封鎖されてしまった。これ以上奥に進むことはできない。
「これじゃあ、ワニノコを追いかけられないよ」
「ええ……。こうなれば選手用入り口から入りましょう」
ヒノアラシたちは一般入り口から選手用入り口へと向かった。
一方、その頃ワニノコは会場の観客席へと来ていた。
フィールド上にはゲンガー、ジュペッタ、ヘルガーがいる。
「ゲンガー!」
「ケケケ、やっぱり来たかワニノコ」
ワニノコはピジョットを出し、フィールド上へと降り立った。
「お前、一体どんなつもりでこんな脅しをかけたんだ?」
「ケケケ、脅しだと? なにが脅しなものか。現にこの会場に入るための入り口はすべて爆破したぜ」
「なに?」
「ケケケ、お前がここに来るのを待っていたんだよ」
「なんだと!」
「ケケケ、お前は俺たちの目的を知っている。この大会をめちゃくちゃにするというな。それを知っている危険な芽は早めに摘むのさ」
「だけど、俺以外に知っている奴も……」
「ケケケ、そんなことはわかってるさ。それよりも一番危険はお前を倒すのが一番いいのさ。さ、行くぞ! ムウマ!」
「あいよ! 行きな! ハブネーク!」
「わかった。行け、コノハナ」
ゲンガーはムウマ。ジュペッタはハブネーク。ヘルガーはコノハナを出してきた。
「くっ! 行け! ピジョット! カメックス!」
こうして、ゲンガーたち対ワニノコのバトルが始まった。
ワニノコたちが会話をしていたとき、ヒノアラシたちは選手用入り口へとやってきていた。
「ダメだわ……。ここも爆破されてがれきでふさがれているわ」
「どうしよう……。これじゃあ、いくら経っても中に入れないよ」
「ええ……」
その時、ガラスの割れる音がヒノアラシたちに聞こえた。
それを聞いたヒノアラシたちは外へと出た。すると、近くにガラスの破片が落ちているのを見つけた。
ガラスの破片が落ちているところの上を見ると、ガラスが割れていて中に入れるようなあなができていた。
「あそこからなら入れそうね」
「でも、どうやって入るの?」
「私のエアームドで入ればいいわ」
チコリータはエアームドを出し、二人はその上に乗った。
そして、二人は会場内へと入ることができた。
「ありがとう、エアームド。さあ、行くわよ」
「ハイドロポンプ!」
そんな頃ワニノコたちはすでにバトルを始めていた。
ハイドロポンプはムウマに飛んでいったが、やすやすとかわされてしまった。
「ケケケ、遅いぜ! シャドーボール!」
「ポイズンテールだよ!」
「タネマシンガンだ!」
三つの攻撃が一気にカメックスへと飛んでくる。
「からにこもるで防ぐんだ! ピジョットはふきとばしでできる限り威力を落とせ!」
カメックスはからにこもり防御体制に入った。ピジョットはふきとばしで、わざの威力を落とすのを試みた。
だが、ピジョットのふきとばしで防げたのはシャドーボールとタネマシンガンだけで、ハブネークのポイズンテールは防ぐことはできなかった。
「そのままかみくだくんだよ! ハブネーク!」
「カメックス! ハイドロポンプ!」
ハブネークはそのままかみくだくで攻撃をしてきたが、カメックスのハイドロポンプでかみくだくは失敗に終わり、ダメージも受けた。
「ケケケ、十万ボルトだ!」
「はかいこうせんだよ! ハブネーク!」
「もう一発タネマシンガンだ!」
「カメックスはハイドロポンプ! ピジョットはゴッドバードだ!」
ムウマの十万ボルトとコノハナのタネマシンガンはカメックスに。ハブネークのはかいこうせんはピジョットに飛んでいった。
ワニノコはそれらのわざをかわし、攻撃するように指示を出した。だが、カメックスは何とかかわせ、攻撃ができたものの、ピジョットはかわすことができずに、地上へと落ちてきた。
「ピジョット!」
「ケケケ、十万ボルトだ!」
落ちてきたピジョットにムウマは十万ボルトを与え、ピジョットは戦闘不能となってしまった。
「戻れピジョット!」
「ケケケ、これで俺たちの勝利も同然。カメックスなど敵ではないわ」
「そんなことはやってみなきゃわからないだろ! ハイドロポンプだ!」
カメックスはムウマに向かってハイドロポンプを放った。だが
「ケケケ、かげぶんしんだ!」
ハイドロポンプはかげぶんしんによりかわされてしまった。
そして、カメックスはコノハナからのタネマシンガンでダメージをおってしまった。
「くっ」
「ケケケ、これでとどめだ! かみなり!」
「はかいこうせんだよ!」
「ソーラービーム!」
三匹は一気に攻撃をカメックスへと放った。カメックスはもうかわす術がない。
「かえんほうしゃ!」
「ソーラービーム!」
そのときだった。カメックスに向かっていったわざが途中ではじけ、カメックスにダメージを与えなかった。
あたりはその爆風による煙でたちこもった。
「ケケ!? 一体なにが!?」
「あなたのすきにはさせないわ!」
煙が晴れ、観客席のほうを向くと、そこにはヒノアラシとチコリータ。リザードンとフシギバナがいた。
「ヒノアラシ! チコリータ!」
「ワニノコ大丈夫だった?」
「ああ。大丈夫だ」
ヒノアラシとチコリータもフィールド上へとやってきた。
「ケケケ、仲間か……。どうせ、ガラスでも割り中にでも侵入してきたんだろう」
「だからいったんだ。廊下も爆破しておけとな」
「ケケケ、いまさら言ったって遅いんだよ、ヘルガー」
「ともかく、やつらをやっちまわないとね」
「そんなことなんかさせるか! 俺たち三人が集まればお前達なんか敵じゃないぜ!」
「ケケケ、いつまでそういってられるかな」
第十四話終了第十五話に続く・・・
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