レオンの過去を知ったワニノコ。話しが終わった後、海峡近くの小屋に行き、ラチたちに挨拶をして、タイムスペース島に向かうのだった
タイムスペース島に向かっている途中の海上
海はうずしおができており、並大抵の船では通り越せそうもない場所だった
「すごい所だな」
「スパイラルといわれるぐらいだ。並の所じゃそんな風には言われないだろう」
「だよな。でも、ここまですごいとは思わなかったぜ」
ワニノコはそのうずしおを見ながらタイムスペース島に向かっていた。レオンは操縦をしているため、あまり見てはいなかった
そんな時、一つの小さな島が見えてきた
「ワニノコ。見えてきたぞ」
「え! どれどれ。あれか」
ワニノコは指差した
「そうだ。あそこがどうやらタイムスペース島のようだな」
それを見つけタイムスペース島に上陸した二人
タイムスペース島は、木々が生い茂っており、あまり前が見えないところだった
「ここもすごい所だな」
「人の手が加わってない場所だ。すごいのも当然だろう。さあ、早く行こう」
ワニノコたちは、前があまり見えないところをどんどん奥に進んでいった
周りは木ばかりで、どこに時空転移装置があるのかがわからなかったが、必死に探した
探し続けること、一時間。ワニノコがへばり、レオンにこういったときだった
「なあ、レオン。少し休憩しないか? いい加減疲れたぜ……」
「休憩などしている暇があるか。早く、元の時代に帰りたいんだろう」
「そうだけどさ。ん? あれはなんだ?」
ワニノコはなんとなく、右を見ると、そこには石でできた建物らしきものが見えた
「行ってみよう」
「ああ」
二人はそれが時空転移装置かと思い、その石の建物の所に向かった
すると、そこには入り口があった
「入り口……。中に何かありそうだな」
「行ってみよう」
二人が中に入ると、そこはじめじめしていて、真っ暗なところだった
レオンのライボルトのフラッシュにより、明るくしながら歩いていた
すると、奥に何かあかるいものがみえた
「レオン。あの光は一体?」
「わからん。行くしかない」
二人はそのあかりをめざし歩いていった
そのあかりの正体は少しばかり戸惑った
その正体は巨大な機械で、なにやら光っている。そして、なにやら、年月を指定するものがあった
「これが時空移動転移装置みたいだな」
「ああ。早速、これを動かしてみよう」
レオンが年月を指定する道具に触れるとなにやら音が聞こえた
「『指定年月に時空移動します。よければそのままお待ちください』」
「どうやら、移動できるみたいだな」
すると、なにやらワニノコとレオンの目の前がぼやけてきた
「な、なんだ!?」
「時空がずれてるんだ。だから、ぼやけているんだろう」
「ってことは時空移動するのか」
「そうみたいだな」
こうして、ワニノコたちはその場所から消えてしまった
そう、元の時代に時空移動されたのだ
ワニノコとレオンは目を開けた。すると、そこは病院の一室だった
「ここは?」
ワニノコはここが最初どこだかわからなかった。しかし、なんとなく、病院の一室だということを悟った
「元の時代に戻ってこれたのか……?」
ワニノコがそう思っていると、レオンがおきてきた
「ここは?」
「レオンおきたか。ここはどうやら、病院の一室みたいだ。元の時代に戻ってこれたかどうかはわからないけど」
すると、病室の扉があいた
「あ! おきたんだねワニノコ!」
入ってきたのは花束を持ったヒノアラシとチコリータだった
「ヒノアラシ! チコリータ!」
「よかった! なんともなかったんだ」
「ああ。大丈夫さ」
「お帰り。ワニノコ」
「ただいま、チコリータ」
「どうやら、元の時代に戻ってきたみたいだな、レオン」
「ああ」
すると、また、扉があいた。そこには、ディンとオオス、ジュプルがいた
「おきたか、レオン。ワニノコ」
「お、ジュプルたちじゃないか」
「大丈夫だったか?」
「何とかね。な? レオン」
「ああ。大変だったがな」
こうして、ワニノコとレオンは元の時代に戻ってきた
話しを聞くと、ニューシルフシティの博物館に二人が倒れていたらしい。それを、ディンが発見し、病院に運んだらしい
あの封印された部屋は、元の部屋となり、封印を解き、今では普通の展示室となっているらしい
数日後。ワニノコとレオンは退院をした
ワニノコはチームレジェンディアの任務に時々、参加するということにし、セントタウンに戻った
レオンは、引き続きチームレジェンディアの副リーダーを勤めることにした。その前に、彼女の墓に見舞いに行った
オーダがどうなったかは知るものはいない。だが、ワニノコはきっと自分の前に現れると信じている
ワニノコたちを元の時代に戻したタイムスペース島は、この時代にはなくなってしまっている
ワニノコが後々知ったことだが、人ポケ戦争は、旧人間王が捕まった後、人間軍の生き残りが反乱を起こしたため、残り二年間戦争が続いたそうだ
さらに知ったことだが、ポケモン軍の王と記された人物。つまり、フーデは、人間軍の王。つまり、旧人間王の弟であり、兄弟戦争となっていたらしい
だが、この真実は全然立証されていないため、定かではないと書物には記されていた。だが、ワニノコはこれが本当の事実であることを悟った
フーデがもともと人間であったこと。それを、旧人間王が知っていたということを考えると、兄弟であることはほぼ決定しているだろう
だが、ワニノコたちが人ポケ戦争時代に行ったということは、少数の人しか知らなかったため、ワニノコたちにマスコミが来るということはなかった
こうして、ワニノコとレオンの人ポケ戦争時代の物語は終結を迎えたのだった……
第三十話終了全三十話完結
☆あとがき☆
人ポケ戦争終了です! この小説には人間という人物は登場しないという設定だったので、人間とポケモンが戦争するという話しを書きました
こうして、人間の人とポケモンのポケをくっつけ。人ポケとなり、戦争をつけたので、人ポケ戦争という名前がつきました
さて、この小説は戦争をテーマとしました。現代ではあまり戦争は起きませんが、昔はかなり起きていたということで、過去を舞台として書きました
戦争には必ず犠牲が起きます。そして、悲しむ人が必ずいます。これをテーマとして書いたんですが、あまりうまくいかなかったかと思ってます
でも、戦争がどんな犠牲をはらい、悲しむ人がいるということを知っていただければ幸いです
ちなみに、プロローグでも書きましたが、この小説は中3のときに国語の授業で戦争についての文章を読んで考えつき書きました(魯迅という方の小説です)
いままでありがとうございました! 次回作にご期待ください!
執筆日:2006年10月22日
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