フロット島に向かったワニノコたち対人間戦闘部隊第四部隊。そして、ついにフロット島にたどり着くのだった
フロット島に上陸したワニノコたちは、島の中央にある城を目指し、歩いていた
フロット島自体がそんなに大きな島ではなかったため、上陸地からものの数分で城の前々でやってくることができた
そして、城の前に来たワニノコたちは近くの茂みに隠れユンからの指令を受けた
「これから、城内に突入する。城内は高原の城と同じで、複雑になっている可能性がある。注意深く進むんだ。いいな?」
「はい」
「それでは、突入する!」
ユンはそう言うと一気に茂みからでて城の入り口に向かっていった。ワニノコたちもそれについていった
城の周りには堀がなかったため、橋がかかっているというわけでもなかったので、容易に城に入ることができた
城に入ると、そこには銅像が二体あり、左右に階段があり二階につながっており、一階は入り口があるエントランスだけしかないようだ
「ここが城内? なんとなく、高原の城内と似てるな」
「それもそうだろう。ここはもともと人間王が住む城だったのだからな。高原の城も人間王の旧城だったんだからな」
「そうなのか。それじゃあ、多少は似てるわけだな」
「ところで、どっちにいく。階段を上った先には、二つの通路があるみたいだが」
「ふむ。ならば、二手に分けれよう。わたしとカニンは左側の通路に行く。ワニノコ殿とレオン殿は右側の通路を行くのだ」
「わかった。レオン、行こう」
二手に分けれ、ワニノコとレオンが右側の通路に行こうとしたときに突然、声が聞こえた
「無駄だ。お前らにこの城内を歩かせるわけには行かない」
「もし、歩いても私が倒してあげるわ」
「誰だ!」
その声に対し、ワニノコがそういった
すると、銅像と銅像の間から、ハッサムとモルフォンとオーダが出てきた
「父さん!」
「あら? オーダ。あなたのお子さん?」
「……」
「ふ〜ん。親子同士戦ってるなんてへんなやつね」
「お前達は誰だ!」
ワニノコがそう聞いた
「おれたちは、人間王様にお仕えする四天王! その名も、ヘルタイム四天王!」
「ヘルタイム四天王?」
「そうだ」
「あなた達はここで倒してあげるわ」
モルフォンはそういってボールを取り出し、スピアーを出した
それに続き、ハッサムもストライク。オーダはメガニウムを出してきた
「行け! カメックス!」
「行くんだ! ライボルト!」
「スターミー、行くんだ!」
「拙者は自らでいこう」
「そうこなくっちゃな。ストライク! つるぎのまい!」
「スピアー! ダブルニードル!」
ストライクはつるぎのまいで攻撃力をあげた。スピアーはダブルニードルで、スターミーを攻撃してきた
「ライボルト! 十万ボルトでスピアーをはじき返せ!」
「スピアー! かわすのよ!」
「スターミー! サイコキネシス!」
「カメックス! ストライクにハイドロポンプだ!」
「我が奥義を受けよ! ソーラービーム!」
スピアーはライボルトの十万ボルトこそかわすことができたがスターミーのサイコキネシスはかわすことができなかった
ストライクはつるぎのまいをしながらハイドロポンプをかわしたが、タイミングが遅かったソーラービームはかわすことができなかった
「はっぱカッター!」
ハイドロポンプを放ったカメックスにはっぱカッターがあたりダメージを受けた
「カメックス! れいとうビームだ!」
はっぱカッターを受けたカメックスはれいとうビームでメガニウムを攻撃した
「スターミーもれいとうビームだ!」
「させるか! ストライク! ぎんいろのかぜだ!」
「ライボルト! 十万ボルトだ!」
「スピアー! ギガドレイン!」
スターミーのれいとうビームはストライクのぎんいろのかぜによりさえぎられてしまい、ダメージも受けてしまった
ライボルトの十万ボルトはぎんいろのかぜを放っていたストライクにあて、ダメージを与えた
スピアーのギガドレインは、カメックスに当て、ダメージを与えた
「カメックス!」
ここで、一時的に全ポケモンの攻撃が止まり、静かな時間が流れた。その静かな時間を破ったのは、ハッサムのハッサだった
「なかなかやるようだな。おい、フォルとオーダ。ここは我々の配置に戻り、そこで決着をつけることにしよう」
「ハッサ! いま、絶好のチャンスなのになんでここで引き上げちゃうの?」
「フォル。四対三と状況的には不利だ。ここはいったん引き上げるハッサの考えが妥当だろう」
「ちぇ。二人がそう言うならしょうがないか。多数決でも負けちゃうもんね。あんたら、ここで逃げたら承知しないんだから」
フォンと呼ばれているモルフォンはそう言うと、左側通路に入っていった。それと同時にハッサとオーダは右側の通路に入っていった
第四部隊のメンバーはそれをずっと見送っていた。誰一人として戦おうとしていなかったのである
「予定通り、左側通路にはわたしとカニンが向かう」
「それで、俺とレオンは右側通路に行くってことか」
「そうだ」
ユンはそう言うとスターミーをボールに戻した
それをみてレオンもライボルトをボールに戻した
「なら早いほうがいいだろう。とっとと、奴らを追いかけるぞ」
レオンはそう言うと右側の階段かあら右側通路に向かった
「じゃあ、そう言うことで。待てよレオン! 俺もそっちだぜ」
ワニノコはカメックスをボールに戻しながらレオンを追った
そして、ワニノコとレオンは右側通路にはいって行ったのである
「カニン。わたし達もいくぞ」
「御意」
ワニノコとレオンを見届けたユンとカニンはそういって、左側通路に入っていった
右側通路は部屋のドアなどは一切なく、ランプが数個あり、廊下のじゅうたんを照らしている
「妙なところだよな」
右側通路に入っていったワニノコがそう言った
「なにがだ?」
「だって、ここ廊下だぜ。なんで、扉が一つもないんだよ」
「ユンが言っていただろう『ここはもともと人間王が住む城だった』とな。人間王だけが住むならそんなに部屋は必要がなかろう」
「そうなのかな? 俺だったら、部屋をいっぱい作るけどな」
「……。無駄に部屋を作ったら人手が多く必要だ。人手を減らすためにそうしたんだろう」
「そうなのかな……。お、レオン。見てみろよあれ」
ワニノコは左側に大きな扉を見つけたので、そこを指差した。部屋に前には『ハッサ』の文字が書かれていた
その道はその部屋のところでちょうど行き止まりになっていたため、ハッサの部屋に入るしか先に進む場所はなかった
「どうやら、ハッサの部屋に入れってことらしいな」
「そうみたいだな。行くしかない」
ワニノコはそう言うと扉を開け、中に入った。すると、部屋の中央にハッサムのハッサがいた
「きたな」
「ハッサ! ここでお前を倒してやる」
「言ってくれたな。おれを倒すことができるかな。行け! ストライク!」
ハッサはストライクを二匹出してきた。どうやら、ワニノコたちが二人いるからのようだ
「行け! ピジョット!」
「ライボルト、頼んだぞ!」
ワニノコはピジョット。レオンはライボルトを出した
こうして、ハッサのストライク二匹とピジョット、ライボルトのバトルが始まるのだった
一方、左側通路に入っていったユンたち
左側通路も右側通路と同じような廊下になっていた
「ランプがともっているな」
「確かに。拙者らを待ち受けているのでしょうか?」
「それはありえるな。早くこいといわんばかりだからな」
ユンたちはそれからどんどん歩いていくと行き止まりにたどり着いた。右側にはなにやら扉がある。その扉には『フォル』と書かれていた
「ここは四天王の一人である、フォルの部屋のようだな」
「こちらも行き止まりですから、この部屋を通らないといけません」
「わかっている。フォンを倒し、奥に進むぞ」
「御意」
カニンがそう言うとユンは扉を開け、部屋の中に入った
中には、ハッサと同じく部屋の中央にフォンが飛んでいた
「あなた達がきたのか。私はあの青い子と戦いたかったのにな」
「選り好みできるとでも思ってるのか。わたし達は簡単に倒すことなどできんぞ。行け! スターミー!」
「行くのよ! スピアー! バタフリー!」
ユンはスターミー。フォルはスピアーとバタフリーを出した。カニンは自分で戦うつもりらしい
「手加減なんかしないんだから!」
こうして、ストライク二匹対ピジョット、ライボルト。スターミー、カニン対スピアー、バタフリーのバトルが始まるのだった
第二十三話終了第二十四話に続く・・・
☆あとがき☆
ついに旧人間王に仕えしヘルタイム(地獄の時間)四天王が登場しました。今後の彼らの動きが注目どころです
コメントを送る
この小説に関するコメントがあればどうぞ。