人間軍の城に突入したワニノコたち、対人間戦闘部隊
旧人間王を倒すために二手に別れ旧人間王のいる場所を探すのであった
ワニノコたちはどんどん奥に進んでいった
たくさん部屋はあったのだが、王の部屋と言うのは扉の大きさが大きいということがあり、大きな扉だけに的を絞ったのである
しかし、大きな扉などどこにもなかった。そう、城内を回っても。そして、敵の姿も……
しだいにざわめき感が全部隊に現れてきた。しかし、それでも城内を回るのである
「む、このままではまずいな……」
「なにがです? ユン様」
カニンがそのユンのつぶやきのような言葉に対していった
「このまま旧人間王の場所がわからないとなるとこの城から出ることができなくなってしまう」
「ですが、そこらへんにある窓を破壊し、外に出ればいいのでは?」
「外に出たところで入ってきた入り口は敵に見張られているか、壁をつけたであろう。わたしたちはこの城に閉じ込められたも同然」
「そして、この城に潜んでいる人間軍による、倒されるかもしれないって言うことか」
「その通りだ、レオン殿」
ユンとカニンの会話だったがレオンが話しに首をつっこんだ
「ならば、空をとべるものに救援を求めに出ればいいのでは?」
「カニン、外にでて救援を求めるといっても救援隊など派遣されるわけがなかろう」
「では、どうすれば」
「わからん。ともかく、やつの居場所を特定しなければ」
そして、それから何十分以上城内をめぐっただろう。ちょうど、時間は朝ごろだろう
しかし、一向に見つけることができないのだ
その中でワニノコとレオンは小声で話し合う
「レオン、この状況をどう思う?」
「あきらかにこれはわなだろうな。そして、オレたちはこのわなに完全にはまっている」
「そして、旧人間王の居場所はここではないかもしれないって言うことか」
「そう言うことになるな。さっきの、旧人間王との会話後のあの音からしてな」
「これはいったん、元の場所に戻るほうがいいのかもしれない」
「そうだな。そう提案してみるか」
「ああ。提案はレオンに頼んだぜ」
「わかった。おい、ユン」
「レオンは少し前のほうにいたユンに話しかけた」
「なんだ?」
「いったん、この城の入り口まで戻らないか?」
「なんだと? ここまできてもどれと言うのか」
「そう言うことになるな」
「ならん! ここで旧人間王の首をとるのだ!」
ユンが急に怒り出した
「しかし、このままでは人間軍の思うつぼだ。オレたちは人間軍のわなに引っかかっているんだ」
「そんなわけはない! 我々がわなに引っかかるはずなどない!」
「しかし……」
レオンがそういったときにユンが怒鳴るような声でこういった
「ならば、お前だけで戻ればいい!」
「だが、このままでは……」
「うるさい! さっさと、戻るなら戻れ!」
「……わかった。オレたちだけで戻らさせてもらう。行くぞ、ワニノコ」
「だけど、このままじゃ」
「仕方ない。この様子では言っても意味がない」
そういうとレオンはきた道を戻っていく。ワニノコもユンたちのことをあんじながらもレオンについていくのであった
そして、入り口まで戻ること何十分後
やっと、入り口まで戻ってきた二人。しかし、入り口の扉はいまだに閉まったままである
「レオン、本当にコレでよかったのか?」
「仕方ないだろう。ユンは頭に血が上っている。いつもれいせいなやつが。あの状況でなにをいっても無駄だろう」
「そうか。それより、これからどうする?」
「あのときのあれでも探すとしよう」
「でも、もう回収されてるんじゃないか? 俺たちが行った後に」
「さあな。だが、探すだけの意味はあると思う」
そういうとレオンは入り口付近をいろいろと調べに当たった
ワニノコも探すことにした
入り口付近は階段が両脇に二つあり、その階段のわきに銅像が二つ建っている。そして、その銅像の間には扉が一つある
そして、調べること数十分後。レオンが、銅像の裏で見つけたのである
「あったぞ! ワニノコ」
レオンはそういうと反対側の銅像にいたワニノコのところへ向かった
「これだ」
レオンはそういい、ワニノコに手で持っているものを見せた
「予想通りのものだな」
「ああ。予想通り、スピーカーだった」
そうレオンが手にしているもの。それはスピーカーだった
あのときの旧人間王の声はこのスピーカーで出していたのだろう。そう、無線機のように使って
「こんなものがこの時代にあるということは考えられない。と言うことは……」
「俺たちと一緒にタイムスリップしてきた父さんたちが人間軍に味方しているということが考えられるな」
「そう言うことになるな」
そう言うと、銅像の間にある扉がキシキシと音を出しながら開いたのである
「誰だ!」
「この私を忘れたか。ワニノコよ」
そういいながらワニノコたちの目の前に現れた人物。そう、それはワニノコとはきってもきれない縁である、オーダであった
「久しぶりだな。そして、そっちのピカチュウもな」
「やっぱり、スピーカーはお前が人間軍に提供したんだな」
「そうだ。私が提供をした」
「なんでそんなことを」
ワニノコが聞くとオーダは少し間をあけてこういった
「私は人間につかえる。そして、彼らの知識や行動力についていく」
「いったいどうして……」
「それをお前に教えるつもりはない。そう、お前達はここで消えてしまうのだからな!」
オーダが語尾を強くして言うと銅像の間の扉から人間とポケモンたちが現れた
「オレたちをここで消そうと言うのか」
「そうだ。そして、お前達の仲間もあとで消してやる」
「そうはいくか! 俺はここで父さんたちを倒してみせる!」
「ほう、やれるものならやってみな。やれ!」
オーダはそう言うと人間軍のポケモンがワニノコたちに向かって攻撃を仕掛けてくる
「いけ! カメックス! ピジョット!」
「ライボルト! ジュカイン! 行くんだ!」
ワニノコはカメックスとピジョット。レオンはライボルトとジュカインを出した
「カメックス! ハイドロポンプ! ピジョットはかぜおこしだ!」
「ライボルト! 十まんボルト! ジュカイン! リーフブレードだ」
四匹の攻撃は人間軍のポケモンたちにヒットした。さまざまなタイプのポケモンがいるが的確に攻撃をあてている
「ひるむな! やつらを倒すんだ」
オーダが大きな声で言う
「無駄だ! カメックス! ハイドロポンプ」
人間たちのポケモンはワニノコたちのポケモンを倒そうとするがレベルの差が違うせいか全然倒すことができない
そして、数分後。人間たちのポケモンは全滅してしまった
「どうだ! 俺たちを倒そうなんて無理だぜ」
「ちっ、歯が立たないのか。おい、撤退するぞ」
オーダがそう言うと人間たちは出てきたドアに戻っていった
しかし、オーダだけはその場に残っていた
「どうした? オーダはいかないのか?」
レオンがそう言った。すると少し時間を空けてオーダは口を開いた
「お前達は我々人間軍にこれからもはむかうつもりか?」
「俺たちは元の時代に戻らなければいけないんだ。そうするためには人間軍を倒しヘリを手に入れるしかない」
「はむかうということだな。だが、我々にはむかうということはお前達の死を意味する。それを覚悟しているというのか?」
「そうだ。オレたちはなんとしても元の時代に帰らないといけない」
「……。ならいい。だが、コレだけは覚えておけ。お前達はこの時代で倒される。そして、永遠にこの時代にいることになるんだ」
そういうとオーダは人間たちが戻っていったドアに入っていった
「父さん……」
「ワニノコ。あのドアの奥にはいったいなにがあるんだろうか?」
「人間たちと父さんがいるだけじゃないのか?」
「そうだろうか。オレにはどうしても旧人間王がいそうな雰囲気があるんだが」
「でも、入り口付近にいたらあぶないんじゃないか? いるとしたら、城の奥だと思うんだけど」
「確かにそうだが、意外と入り口付近にいるとは考えにくいものだ」
「そうか?」
「ああ。……行ってみるか」
レオンはそう言うとそのドアに近づいていった
しかし、それをワニノコはとめた
「待てよ。奥には人間たちがたくさんいるんだぜ。倒されるかもしれない」
「大丈夫だ。さっきのやつら程度だったら簡単に倒すことはできる」
「だけど……」
「前にも言っただろ。危険をおかさなければ大切なものは得られないってな」
そういうとレオンはドアを開けた
鉄製のドアだったため少し重かったが簡単に開けることができた
レオンはそのドアの奥に入っていった。それを見たワニノコもここに自分だけいてもしかたないと思いレオンについていった
入った部屋にはなにもなかった。そう、倉庫のようだがなにも置かれていない倉庫のような場所である
「変だな」
レオンがつぶやいた
「確かにな。なんでここに入っていった父さんたちがいないんだ……」
そう、部屋の中にはさっき入っていったオーダたちの姿がない。しかもそこにはワニノコたちが入ってきたドア以外のドアはない
「どうやら、隠し扉があるみたいだな」
また、レオンはつぶやくと壁を探っていった
それを見てワニノコはいった
「なにやってるんだ?」
「隠し扉を探している。必ず隠し扉があるはずだ」
「隠し扉?」
「そうだ。ワニノコも手伝ってくれ」
「わかった」
ワニノコはそう言うとレオンから一番離れている壁へと向かい調べ始めた
そうして、隠し扉を探して数分後。さっきまで触れていた壁とはなんとなくさわり心地が違う壁をレオンが発見した
発見したレオンはその場所を手で押した。すると、壁が回転し上へとつながっている階段を発見した
「ワニノコ、あったぞ」
「本当か!」
ワニノコはそういうとレオンのところまでやってきた
「やったじゃんか、レオン」
「ああ。早速行くぞ」
「行くのか? 他のやつを連れてきたほうがいいんじゃないか?」
「今この広い城の中でどこを歩いているかわからないやつらのところに行っても時間が減るだけだ」
「だけど……」
「ともかくオレは行く。ワニノコはユンたちを連れて行きたいならつれてくればいい」
レオンはそういうと階段を一段ずつ上がっていった
ワニノコは少し悩んだが、レオンが心配だったためレオンの後を追った
そして、レオンと再び階段を上っていく
いったい、この階段の奥にはなにがあるのだろうか……
第十八話終了第十九話に続く・・・
☆あとがき☆
人間達がいなくなってからのオーダとワニノコたちの会話のところは結構時間を取られました。どうすればいいかな〜っていう感じで。結果、いまの感じになりました。
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