ラーグシティにやってきたワニノコたち
そこで知り合ったエネコのエネと一緒に海峡近くの小屋に言ったのだった
「あのね。この人たちは元の時代に帰らないといけないんだって。だから、パパ。この人たちに力を貸してあげて」
「どういうことだ? 皆さんどういうことなんでしょうか? 元の時代に帰るっていったい……」
「それは……」
ワニノコが口ごもりしたときにレオンが
「オレたちは、今から約三百年前の時代からやってきました。こういえばわかるでしょう?」
「なんだと! しかし、いったいどうやって。それに本当にそんなことができるのか……」
ラチは考え込んだ。ワニノコたちが未来から着たとは思えないのだろう。いや、それとも何か時間を越える方法を知っているのだろうか
「信じられないかもしれません。しかし、オレたちは紛れもなく未来からやってきました」
レオンがそういうがラチはまだ考え込んでいる。そこでワニノコが
「俺たちは元の時代に帰らないといけないんだ! なにか元の時代に戻れる方法を知っているなら教えてください!」
その言葉を聞いたラチは
「なぜ、私が皆さんを元に戻す時代を知っていると思うんですか?」
「それは俺らが未来から来たといって『そんなことはないだろ』のような言葉を言うはずです。それなのにあなたは言わなかったんです。なんらか知っていると俺には思えるんです」
ワニノコのその言葉で部屋にちんもくが流れた
レオンはその時思った
(なぜいつも頭が悪いこいつがこんなことをいえるのだろうか?)
少しのちんもくが終わった後、ラチが口を開けた
「確かにあなたの言うとおりです。私は皆さんを元の時代に戻す方法を知っています」
「本当ですか!?」
「本当です。私はその時空を飛び越える技術を時空転移とよんでいます。この時空転移により皆さんを元の時代に戻すことができます」
「じゃあ、オレたちにその時空転移の方法を教えてください。オレたちはすぐにもとの時代に戻らなければいけないのです」
「教えることはできる。しかし、時空転移には装置を使うんだがその装置の場所に問題があるんです」
「装置の場所?」
「そうです。時空転移をするための装置、時空転移装置はこの小屋の近くにあるスパイラル海峡の真ん中にある島『タイムスペース島』にあるんです。しかし、タイムスペース島にいくためにはスパイラル海峡を通らないといけないんです。しかし、スパイラル海峡はあまりにも渦巻きがすごく船でいってしまうと渦にのみこまれてしまうんです。だから、あの島に行く手段をさきに考えなければ時空転移装置を使うことができないのです」
「しかし、ヘリなどを使い上空から入ればいいのでは?」
「その方法も考えました。しかし、ヘリは高級であるため私は持っていないのでそういう手段は取れません」
「じゃあ、いったいどうしてその島に時空転移装置があるってわかるんだ?」
「それは古い昔の書物をよめばわかります。もっともその書物は王様に取られてしまいましたが」
「王様に取られた? いったいなぜ?」
レオンがそういうとラチは口ごもりをしてしまった
「どうしました?」
ワニノコが聞くとラチは口をあけた
「あまりいいたくないんですが、その書物にはなんらか重要な秘密が隠されているようなのです。それも戦争を終結させる最大の武器の設計図が……」
「最大の武器だと? もしかして……」
レオンがなにかを考え始めた。それをみたラチは
「なにか知っているんでしょうか?
「ああ。この戦争の書物が未来には残されているんだが、その書物に書かれていた『全生物を消滅させる最大の武器が設計されていた』と。もしかしてこれのことかも知れない……」
「全生物を消滅させる武器……いったいどんなことが書かれているんだろう」
ラチがそういった。するとワニノコが
「なあ、その武器の話しは後にしておいてタイムスペース島にいく手段を考えないか?」
「そうだな。ラチさん、なにかヘリが手に入るような場所はないんですか?」
「待ってくれ! その武器が使われたらこの世界は終わりだ! その武器の開発をやめさせる方法はさきに考えたほうが!」
「ラチさん、大丈夫です。オレたちが三百年後の世界に生きているんだからその武器の開発は失敗に終わったはずです。心配される必要はありません」
レオンのその言葉を聞いたラチは黙り始めた。そして、数分後
「わかりました。あなたの言葉を信じます。そして、ヘリの入手先ですがヘリは政府が作っているため王様に言わなければ入手はできません」
「王様が所持をしている? じゃあ、王様に頼めば入手できるのか?」
「いえ。王様が認めた方のみ入手できるようになっているそうです。なので、ヘリの入手は不可能に近いです」
「わかりました。ワニノコ、ウィルガイアに戻るぞ」
「わかった」
そう言うとワニノコたちは小屋を出ようとした。するとラチが
「待ってください! 私の話を聞かなかったんですか。ヘリの入手は不可能です」
その言葉を聞いた二人はラチの方向に向き
「そんなことはやってみなきゃわかりません」
そう言うとワニノコたちはラーグシティの方向に戻っていった
ラーグシティに戻ったワニノコたちは役所に預けていた戦車を返してもらいウィルガイアに戻るのだった
そのころウィルガイアの城内では
「フーデ様。カニンから情報を手に入れてまいりました」
ユンがフーデに言った
「うむ。なんと書いておる」
「『ワニノコたちは現在ウィルガイアに戻ってきております。どうやら、タイムスペース島に元の時代に戻る方法があることをしったもようです』とのことです」
「ついにタイムスペース島のことに気づいたか……」
「いかが処理をいたしますか?」
「そのまま街内に通すのじゃ。そして、わしのところにやつらを連れてくるのじゃ」
「了解いたしました」
そう言うとユンはテレポートでどこかに言ってしまった
いったいフーデはなにを考えているのか? そして、ワニノコたちは元の時代に帰れるのだろうか……
第14話終了第15話に続く・・・
☆あとがき☆
ついにもとの時代に戻る手がかりがえられました。今後、どうやってタイムスペース島に行くかが見所? です。
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